喪失と獲得―進化心理学から見た心と体。要約、解釈、メモ書き
- 2014/07/16
- 07:17
『喪失と獲得―進化心理学から見た心と体』の要約、解釈、メモ書きです。興味があればどうぞ参考にしてください。人間の自己人格と自己意識今、意識できうる“自分”は、その肉体に宿る“自分”という一人の人格にすぎない。普通、人には1つの自己が存在し、五感で感じたものを処理し、1つの思考を作り出し1つの意識、人間性を営む。多重人格に対する単一人格であるというだけである自分の中に単一の自分がいて、それが自分の意識を...
フロイトの精神分析と心理学
- 2014/04/17
- 10:54
心理学者フロイトが提唱した人間心理の理論とその治療体系を総称した精神分析学。精神分析学は人間には無意識の過程が存在すると仮定し、人の行動は無意識によって左右されるという仮説に基づいている。フロイトの精神分析フロイトは、解離性障害や身体表現性障害、いわゆる「ヒステリー」の治療の中でこのような仮説を立てた。人は意識、認識することが自体が苦痛である、苦痛を伴うような欲望を無意識に抑圧する傾向にある。その...
ゲシュタルト心理学「プレグナンツの法則」事例と解説。
- 2014/03/17
- 07:28
ゲシュタルト心理学とは。ゲシュタルト心理学は人間の精神を部分や要素の集合ではなく、全体性や構造に重点を置いて捉える心理学。「ゲシュタルト」はドイツ語であり、精神分析学や行動主義心理学などと比較すると従来の「心理学」に近い。人間の心理現象は要素の「総和によるもの」と考えられ、視覚・聴覚などの刺激に対しては、その「感覚」や「認識」などが対応しているという見方をする。自分が既に知っているような音楽を「認...
フォアラー効果とは。事例と解説と心理学実験。
- 2014/03/01
- 03:08
フォアラー効果とは。フォアラー効果は別名「バーナム効果」。あるいは主観的な評価。個人的な評価の事を意味する。尚、バーナム効果というのは、巧みな心理操作を使ったサーカスで有名となったP・T・バーナムにちなんでつけられている名称。人々が漠然としてごくありきたりな性格描写に対し、他人にもそれが当てはまることを考えることなく、それが自分自身についてのものに感じてしまうというもの。フォアラー効果の事例人は誰も...
天才の脳科学―創造性はいかに創られるか レビュー
- 2014/01/25
- 08:55
天才の脳科学―創造性はいかに創られるか。K.Uzakiが実際に読んだ脳科学関連の書籍です。>天才の脳科学―創造性はいかに創られるか天才の脳科学―創造性はいかに創られるか。概要作曲家としてのモーツァルト、作家としてのシェークスピア、数学者ポアンカレなど。世に言う「天才」と呼ばれる人達の「脳」は一般の人達と一体どこがどうちがうのか。IQと創造性の関係。遺伝子と環境の役割。子供の才能を伸ばす方法など、神経科学と精神...
現状維持の法則とは。事例と解説と心理学実験。
- 2014/01/23
- 18:06
現状維持の法則とは現状維持の法則とは人は選択肢が広がり過ぎてしまうと、原則として現状と同じものを選んでしまうという法則。「いつも肥満傾向にある人。」「いつも失敗ばかりしている人。」「いつも怒られてばかりいる人。」これらにも「現状維持の法則」が深く関係する。食生活を始め日頃の日常生活は「習慣」付けられている為、その習慣こそが現状維持の法則によるもの。現状維持の法則の事例マッサージ等で肩こりが一気に消...
ローボール・テクニックとは。事例と解説
- 2014/01/21
- 01:12
ローボールテクニックとはローボールテクニックとは最初に比較的に容易に手出しやすい条件を提示し、その条件で相手を引き込んでからその条件を吊り上げるという手法。先立つ条件の方に一度一度食いついてしまうと、本来、最初に提示されていれば断っていたであろう条件にも、先立つ条件に同意した事によって後には引けなくなるという心理を利用し、物事の交渉や売買交渉等を優位に進めていくテクニック。詐欺的な商法にも、しばし...
フット・イン・ザ・ドア・テクニックとは。事例と解説
- 2014/01/19
- 01:51
フット・イン・ザ・ドア・テクニックとはフット・イン・ザ・ドア・テクニックとは交渉や依頼の場面、本来通したい要求を通すためにまずは簡単な要求を出し、段階的に要求レベルを上げていくという交渉方法。人間の行動心理を利用した交渉テクニックの1つとされる。フット・イン・ザ・ドア・テクニックの有効性人は一端特定された「立場」をとると、一貫してその立場を貫きたいと考える傾向にあり、その立場を貫くことに安心感を覚...
ミニグラム効果とは。事例と解説と心理学実験。
- 2014/01/17
- 01:49
ミニグラム効果とは。人は「閉鎖的な環境」に置かれてしまった場合、その場の「権威者」とされる者の指示に従ってしまう傾向にある。その心理状況を実験したものがミルグラム実験、アイヒマン実験であり、これらの実験によって人間が閉塞的な状況に置かれると、簡単に邪悪な権威、権力に服従してしまい、残忍な非人間的行動を実行する事が立証された。ミニグラム効果の心理学実験と事例。実験に参加した40名は良識的な普通の人々...
ヒューリスティックバイアスとは。
- 2014/01/15
- 06:30
ヒューリスティックバイアスとは。人は無意識のうちに少ない情報で、出来る限り物事を判断しようする傾向にあり、その際に自身の「経験則」を多用する傾向にある。ヒューリスティックバイアスの事例人は自身の脳で「思い浮かべやすい事例」ほど、その事が起こりやすいと判断していく傾向にある。よく起こる事は、よく起こりにくい事よりも記憶しやすく、またそういった物事は想像しやすいとされている。結果つぉいて限られた情報を...