カクテルパーティー効果とは。事例と解説と心理学実験。
- 2013/11/29
- 04:45
カクテルパーティー効果とは。
カクテルパーティー効果とは音の選択的聴取の事。
無意識による選択的注意の代表例であり、
心理学者のチェリーが幾つかの心理学実験の上で提唱した。
カクテルパーティー効果の事例
パーティー会場などでたくさんの人が
それぞれに雑談しているなかでも、
自分が興味のある人の会話や自分の名前などは、
自然とそれが耳に入ってくる現象が見られる。
実際に人は音を無意識的に処理した上で、
潜在的に必要な情報だけを再構築しているとされる。
また聞きたい人の声の特徴や、
その人が話すであろう会話の内容や口癖など、
実際にはその音が確実に存在しているという証拠がない場合でも
その音が聞こえたかのように感じることがある。
聞きとれない音も補完したり聞こえた音の中でも
都合のよい音が脳に伝達されると考えられている。
カクテルパーティー効果と音楽
音楽においてもオーケストラ演奏などにおいて、
複数の楽器がそれぞれ別のメロディを奏でている時も、
特定の楽器のメロディだけを追って聞くことができるのは
このカクテルパーティー効果によるもの。
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