ツァイガルニク効果とは。事例と解説と心理学実験。
- 2013/11/30
- 03:05
ツァイガルニク効果とは。
ツァイガルニク効果とは、自分が達成できた物事よりも
達成できなかった物事や中断している物事の方を
鮮明によく覚えているという現象の事。
人は何かの欲求によって行動するときは一定の緊張感が生じるが
その際の「目標」が達成されるとその緊張感は解消される傾向にある。
ツァイガルニク効果の心理学実験。
目標が達成されない物事に関しての記憶は、
目標が達成されていない物事への記憶に比べ、
その物事があらゆる場面で想起されやすいという実験結果も存在する。
またツァイガルニク効果には、
未完成の図形と完成した図形についての記憶研究もあり、
知的感覚の実験においては未完成の図形の方が
完成した図形に比べて記憶される度合いが低いとされる。
自分自身が直に関わる「行為」や「事柄」への記憶と、
視覚像を記憶する過程とは、相異なる法則性を持っている事がわかる。
ツァイガルニク効果の事例。
成就した過去の恋愛に依存する比率に比べ
片思いで終わってしまった相手に対し依存する比率が極めて高い。
実際にそのような片思いの相手の方を
何年もの期間を経ても忘れられない傾向にある。
また運動会で1等を取ったような喜びや達成の記憶よりも、
リレー等で転んでしまい抜かされてしまった記憶の方が鮮明に残る。
人は明らかに成功体験よりも失敗体験を記憶していることが多い。
>ツァイガルニク効果をもっと詳しく
>コンテンツ一覧へ