希少性の法則とは。事例と解説と心理学実験。
- 2013/12/13
- 15:37
希少性の法則とは。
希少性の法則とはいつでも、
何処でも手に入るものようなは価値が低く、
数が少ないものは価値が高いと考えてしまう人間心理の法則。
「今この瞬間に決断しなければもう手に入らなくなる」
「この機会を逃せばその商品はもう二度と手に入らない」
「希少なものだけに他人もこの商品を欲しがるはず」
「数が少ないものだから高額でも当たり前」
「良い物だから多くの人がその商品を買い漁っている。」
など、供給数に対しての需要が多いものは
そこに相当の理由があると考えてしまい、
そこに冷静な判断や検討を行う事なく購入に至ってしまうという
消費行動が取られる事にも繋がっている。
希少性の法則の心理学実験。
瓶の中に入っているクッキーを被験者に食べてもらい、
その味に評価を付けさせた。
半数の被験者にはクッキーが20個入った瓶を渡し、
残りの半数にはクッキーが2個しか入っていない瓶を渡した。
瓶の中身はどちらも同じクッキーであったが
そのクッキーへの評価は、
瓶に2個しか入っていないクッキーを食べたグループの方が、
瓶に20個入っているクッキーを食べたグループより、
「このクッキーがおいしい」という評価を下した。
これは希少性の法則によるものである。
希少性の法則の事例。
希少性が高い商品は人気が高い商品とみなされ、
その商品は高値で売れると考えられる。
これは現実として存在する経済活動の絶対法則であり、
それはどんな業界においても希少性を高める事が
人気を高める事に行き着くようになっている。
宝石や貴金属などにおいても真に希少性が高い商品や
ダイヤモンドなどの宝石、プラチナや金などの貴金属は、
流通量や残存する埋蔵量が少ない希少性の法則によって、
そこに市場としての価値が付けられている。
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