現代広告の心理技術101/ドルー・エリック・ホワイトマン(ダイレクト出版)
- 2013/12/29
- 00:34
現代広告の心理技術101(ダイレクト出版)
K.Uzakiが実際に読んだコピーライティングの書籍です。
>現代広告の心理技術101(ダイレクト出版)

筆者:ドルー・エリック・ホワイトマン
現代広告の心理技術101(ダイレクト出版)概要
反応が取れている広告、売れてるサイトをマネたにも関わらず、
思ったほどの成約が取れず、商品が売れない。
何故、このようなことが起きるのか。
その原因は広告の制作者が
ある決定的な間違いを犯していることにある。
その間違いとは「広告に隠された本質」を見抜けず、
その見かけのデザインや上辺のコピーをマネしている為である。
広告で大事な事はそんな「上辺の部分」では無い。
またどんなに心を揺さぶるコピーを書いても、
どんなにインパクトのある画像等を掲載しても
それで商品が売れていくとは限らない。
確かに文章は上手いに越したことは無い。
ただ下手なコピーでも売上を上げている広告は世の中に多数存在する。
その「売れる広告」に隠されている秘密とは一体何なのか。
広告で商品を売るときに大事なことは
「何故その商品を買うのか?」という、
その顧客の心理状態を把握することにある。
それを把握せずに「売れた広告」の上辺だけを真似ても、
そのような広告から商品が売れていく事はない。
どのような状況のお客さんにどの広告を見せたのか?
どのような理由でそのコピーを書いたのか?
顧客の頭の中を把握して上で、
その状況に応じたアプローチをすることが重要なのである。
「影響力の武器」という本を書いた
ロバート・チャルディーニは数多くの実験から
「人間が何に影響されて行動を起こすのか?」
を6つの行動心理として明らかにした。
この実験データに基づいた行動原則は
今やセールスやマーケティングの分野に活かされ
素晴らしい結果を生み出している。
彼が偉大だったのは心理学者として仮説を立て、
それを証明するために地道にたくさんの実験データを集めたことにある。
広告の世界でも実験データを集めて行動心理学を使い
広告を見た読み手に影響を与え、
アクションを起こさせる鍵は何なのかを
消費者の行動心理を明らかにすれば、
素晴らしい結果を生むことができるはずである。
しかし、広告で再現性のあるデータを取るためには
何度も同じ実験をしなければならない。
故にその分野を究明する事は難しいと思われてきた
その難題に挑戦した一人のコピーライター。
それがこの「現代広告の心理技術101」の著者、
ドルー・エリック・ホイットマンである。
この「現代広告の心理技術101」にはその原理原則が書かれ
彼が明らかにした「どうすればお客は行動を起こすのか?」という
消費者の行動心理とそれをもとにした
「売るための心理テクニック」が17の原則として書かれている。
>「現代広告の心理技術101」宇崎恵吾の書籍レビューはこちら
現代広告の心理技術101(ダイレクト出版)目次立て
原則1 恐怖という要素「恐れを誘って売る」
原則2 自我の変形「すぐに同一化できるか」
原則3 転嫁「ひとりでに得られる信頼性」
原則4 バンドワゴン効果「飛び乗れる何かを相手に与える」
原則5 手段・目的連鎖「決定的に重要な核心部」
原則6 理論を超えたモデル「理論を超えたモデル」
原則7 接種理論「相手は一生あなたを選ぶ」
原則8 信念のリランキング「相手の現実を変える」
原則9 精緻化見込みモデル「相手の態度を調整する」
原則10 影響力の6つの武器「説得への近道」
原則11 メッセージの構成「大切なことを明確に伝える」
原則12 セルフ・デモンストレーション「鮮明なイメージを描く」
原則13 二面性のあるメッセージ「両方向から説得する」
原則14 反復と重複「親近感を抱かせる」
原則15 修辞疑問文を使う「これって面白いよね」
原則16 証拠「急げ!事実を売り込め!」
原則17 ヒューリスティックス「怠け者の脳に役立つ方法」
>現代広告の心理技術101(ダイレクト出版)

筆者:ドルー・エリック・ホワイトマン
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