サンクコスト効果とは、その事例。
- 2014/01/11
- 03:13
サンクコスト効果とは。
途中でこうすることが正しいと分かっていても、
既に支払ってしまった費用の事が頭の片隅にあり、
その行動の軌道修正を行う事ができなかったり、
その行動をやめる事ができない心理状態の事を言う。
負けが込んでしまったギャンブルや国家間の戦争なども
このサンクコスト効果がそれを引き起す要因とされている。
サンクコスト効果の事例1。
イギリス・フランス政府共同の超音速旅客機
かの有名な「コンコルド」の開発計画は
その開発段階から既に赤字になる事がわかっていた。
ただ既に投資額が巨額に上った為、開発をやめられなかった。
最終的に両国の国内航空会社向けに16機が製造され、
飛行機の製造は実質7年間で生産終了となった。
サンクコスト効果の事例2。
値上がりを見込んで購入した保有株が
予想に反してじりじりと値段を下げ続けている場合
最適な判断は損切りであるが
それを行う事が出来ず塩漬け状態にしてしまう。
尚、サンクコスト効果において、
既に支払った費用の事をサンクコストと言う。
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