フォアラー効果とは。事例と解説と心理学実験。
- 2014/03/01
- 03:08
フォアラー効果とは。
フォアラー効果は別名「バーナム効果」。
あるいは主観的な評価。
個人的な評価の事を意味する。
尚、バーナム効果というのは、
巧みな心理操作を使ったサーカスで有名となった
P・T・バーナムにちなんでつけられている名称。
人々が漠然としてごくありきたりな性格描写に対し、
他人にもそれが当てはまることを考えることなく、
それが自分自身についてのものに感じてしまうというもの。
フォアラー効果の事例
人は誰もが他人に好かれたい、尊敬されたいという欲求を持っている。
そして自分自身には懐疑的であり
性格的に弱いところはあるが、
日常的にはこうした欠点を克服できている。
何より隠された素晴らしい才能を持っているものだが
それを使いこなす事が出来ていない人が大半である。
自己抑制もできる傾向にあるが
内面的には臆病で不安定なところがある。
時に正しい決断をしたのか、
正しいことをしたのかと深く悩むこともある。
それでもある程度の変化と多様性を好み規則や規制を嫌う。
また根拠もなしに他人の言うことを信じたりはしない。
その反面、他人に易々と自分の内面を見せてしまうのは
賢いことではないとも考えている。
このような多くの人を特定する文章に対し、
大半の人はそれが自分に当てはまる内容であると判断する。
フォアラー効果の事例2
占星術やアストロセラピー、バイオリズム、カード占い、
手相占い、エニアグラム、未来占い、筆相学などは、
それがもっともらしい性格診断をしてみせるせいで、
効果があるように感じてしまうものの典型的な事例と言える。
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